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煉獄杏寿郎の最後の言葉
心を燃やせ
無い 俺はもうすぐに死ぬ 喋れるうちに喋ってしまうから聞いてくれ
8巻第66話
弟の千寿郎には 自分の心のまま 正しいと思う道を進むよう伝えてほしい
父には 体を大切にして欲しいと それから
竈門少年 俺は君の妹を信じる 鬼殺隊の一員として認める
汽車の中であの少女が 血を流しながら人間を守るのを見た
命をかけて鬼と戦い人を守る者は 誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ
胸を張って生きろ
己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと 心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け
君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない
俺がここで死ぬことは気にするな
柱ならば 後輩の盾となるのは当然だ
柱ならば誰であっても同じことをする 若い芽は摘ませない
竈門少年 猪頭少年 黄色い少年 もっともっと成長しろ
そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ
俺は信じる
君たちを信じる