目次
土方歳三の辞世の句
鉾(ほこ)とりて 月見るごとに おもふ哉(かな) あすはかばねの 上に照(てる)かと
鉾を手にし、月をみるごとに思うのだ。明日は自分の屍に月の光が照るのかもしれないと。
※2011年に京都の霊山歴史館で見つかったもの。
よしや身は 蝦夷(えぞ)が島辺に 朽ちぬとも 魂は東(あずま)の 君やまもらむ
この身は蝦夷(=北海道)の島の辺りに朽ち果てたとしても、 魂は江戸の将軍を守るだろう。
たとひ身は 蝦夷の島根に 朽ちるとも 魂は東の 君やまもらむ
※上記2句は、元々一つだったものが、手を加えられ流布されてきた可能性が高い。