徳川家康の辞世の句

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徳川家康の辞世の句

先にゆき 跡に残るも 同じ事 つれて行ぬを 別とぞ思ふ

先に行くのも、後に残るのも同じことである。共にすることができないことが、本当の別れ(=死)なのだと思う。また会うのだから、一旦の別れとしよう。まだ追ってくるな。

うれしやと 二度(ふたたび)さめて ひとねむり 浮世の夢は 暁の空

嬉しいと思ったら夢であった。なんだと思いながらも、また頑張ろうともう一眠りをする。全くもってこの乱世での私の夢は、明けきらなくて歯がゆい、暁の空みたいである。

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