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桂小五郎(木戸孝允)の辞世の句
さつきやみ あやめわかたぬ 浮世の中に なくは私しと ほととぎす
五月の(梅雨の)夜のように、正しいことと邪なこととの区別がつきにくいこの世の中で、声を上げ続けるのは私とほととぎすだけなのだ。
※倒幕が成る前、京都で活動をしていた際、死を覚悟した時に詠んだもの。
桂小五郎(木戸孝允)の最後の言葉
西郷、もう大抵にせんか
長州藩士として倒幕を成し遂げ、新政府では廃藩置県を実現した木戸孝允だが、西郷隆盛が起こした「西南戦争」の最中、45歳で病死する。
西郷軍が木戸の立てた作戦で退却を余儀なくされた時に、病床にあって既に昏睡状態であった木戸が叫んだ言葉。