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近藤勇の辞世の句
孤軍援絶作俘囚 顧念君恩涙更流 一片丹衷能殉節 雎陽千古是吾儔
孤軍たすけ絶えて俘囚となる 顧みて君恩を思えば涙さらに流る 一片の丹衷よく節に殉ず 雎陽千古これ吾がともがしら
軍が孤立し援軍も絶えて囚われの身となった。主が気にかけてくれたことを思い出すと涙がさらに流れてくる。一面に溢れる忠誠心で節義に殉じる。唐の時代の忠臣 張巡こそが私の同志である。
靡他今日復何言 取義捨生吾所尊 快受電光三尺剣 只将一死報君恩
他になびき今日また何をか言わん 義を取り生を捨つるは吾が尊ぶ所 快く受けん電光三尺の剣 只まさに一死をもって君恩に報いん
敵になびいて言うべきことはない。生きることを捨て義を取ることは、私が尊ぶところである。斬首を快く受け入れよう。一死をもって主の恩に報いるのだ。