目次
前田利家の最後の言葉
※前田利家の辞世の句は残っていない。
利家が臨終の床に付くと、妻・まつは、後生を恐れて経かたびらを着るように言った。
すると利家は
「ワシは多くの敵を殺したが、意味無く殺生をしたことはない。それでも地獄に落とすというなら、先に逝った者共(家臣)をかき集めて閻魔と一戦し虜にしてくれようぞ。そんなことより儂の一番の気がかりは豊臣家の行く末である。その経かたびらは、お主が着て(あの世に)来るがよい」
と言い放ったという。
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※前田利家の辞世の句は残っていない。
利家が臨終の床に付くと、妻・まつは、後生を恐れて経かたびらを着るように言った。
すると利家は
「ワシは多くの敵を殺したが、意味無く殺生をしたことはない。それでも地獄に落とすというなら、先に逝った者共(家臣)をかき集めて閻魔と一戦し虜にしてくれようぞ。そんなことより儂の一番の気がかりは豊臣家の行く末である。その経かたびらは、お主が着て(あの世に)来るがよい」
と言い放ったという。