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戦国武将
三好実休の辞世の句
三好実休(みよしじっきゅう)の辞世の句 草枯らす 霜又今朝の 日に消えて 報いのほどは 終に逃れず】 草を枯らす霜も、朝になったら草の報いを受けたように消えてしまうものだ。※戦国の世になぞらえて詠っている。何人もの人を殺めてきたのだから、いつか... -
戦国武将
三浦義意の辞世の句
三浦義意(みうらよしおき)の辞世の句 君が代は 千代に八千代も よしやただ うつつのうちの 夢のたはぶれ】 天皇の世も良いだろうが、それは現実的にはとても滑稽である。※現在の国歌である『君が代』の元となった【古今集343番】を引用し、天皇の治世に... -
戦国武将
前田利家の辞世の句
前田利家の最後の言葉 ※前田利家の辞世の句は残っていない。 利家が臨終の床に付くと、妻・まつは、後生を恐れて経かたびらを着るように言った。すると利家は「ワシは多くの敵を殺したが、意味無く殺生をしたことはない。それでも地獄に落とすというなら、... -
戦国武将
毛利元就の辞世の句
毛利元就の辞世の句 友を得て なおぞうれしき 桜花 昨日にかはる 今日の色香は 友を得られたことがとても嬉しい。今日の桜の色香が昨日と違うように、(友を得られた)今日はまた違った1日となるだろう。 -
戦国武将
井伊直政の辞世の句
井伊直政(いいなおまさ)の辞世の句 祈るぞよ 子の子のすへの 末までも まもれあふみの 国津神々 彦根初代藩主として願う。住む子々孫々までどうか守ってほしい、近江に根付く神様たちよ。 -
戦国武将
大谷吉継の辞世の句
大谷吉継の辞世の句 契りあらば 六つの衢(ちまた)で 待てしばし 遅れ先立つ ことはありとも 約束したのだから、どちらが死んでも6つの衢(仏教用語で、死後進む冥界)で待っていよう。 -
安土桃山時代
石川五右衛門の辞世の句
石川五右衛門の辞世の句 石川や 浜の真砂は 尽くるとも 世に盗人の 種は尽くまじ 石川家が全ていなくなっても、海の砂がなくなっても、盗人だけはいなくなることはない。 -
戦国武将
斎藤道三の辞世の句
斎藤道三の辞世の句 捨ててだに この世のほかは なき物を いづくかつひの すみかなりけむ この世のほかは捨ててしまって、残ったのはこの身この命だけだ。私の最期の地とは一体どこになるだろうか。 -
戦国武将
島津義弘の辞世の句
島津義弘の辞世の句 春秋の 花も紅葉も とどまらず 人も空しき 関路なりけり 春の桜や、秋の紅葉が散ってしまうように、人の命もはかないものだ。 ※関路・・・関ヶ原からの道のり。 -
戦国武将
柴田勝家の辞世の句
柴田勝家の辞世の句 夏の夜の 夢路はかなき あとの名を 雲居にあげよ 山ほととぎす 夏の夜のように、はかなくも過ぎ去った我が人生。ほととぎすよ、私の名を後世まで伝えておくれ。 ※自分の名を「雲井(=大空の意)」に知らしめる程、偉大な大名になるま...