日本の偉人– category –
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日本の偉人
土方歳三の辞世の句
土方歳三の辞世の句 鉾(ほこ)とりて 月見るごとに おもふ哉(かな) あすはかばねの 上に照(てる)かと 鉾を手にし、月をみるごとに思うのだ。明日は自分の屍に月の光が照るのかもしれないと。 ※2011年に京都の霊山歴史館で見つかったもの。 よしや身は 蝦... -
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岡田以蔵の辞世の句
岡田以蔵(おかだいぞう)の辞世の句 君が為 尽くす心は 水の泡 消えにし後ぞ 澄み渡るべし 君のために尽くした私はこうして処刑され消えてしまいますが、そのあとも私の澄み切った心は残るでしょう。 ※「君」は、「天皇」であるか、指導者であった武市瑞... -
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江藤新平の辞世の句
江藤新平の辞世の句 ますらおの 涙を袖に しぼりつつ 迷う心はただ君がため 立派な男が涙で濡れた袖を絞り続ける。迷う心は、ただ人生を君(=天皇陛下)に捧げてきたのに。 江藤新平の最後の言葉 唯皇天后土のわが心知るあるのみ 自らの心情を「皇天后土... -
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在原業平の辞世の句
在原業平(ありわらのなりひら)の辞世の句 つひに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを 誰しもが最後に通る道とは聞いていたが、まさかそれが自分の身に、間近に差し迫ったものだとは思いもしなかった。 -
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紀貫之の辞世の句
紀貫之(きのつらゆき)の辞世の句 手にむすぶ 水に宿れる 月影の あるかなきかの 世にこそありけれ 手にすくった水に映った月のような、あるかないか分からないようなはかない世に生きていたんだな。 -
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北条氏政の辞世の句
北条氏政の辞世の句 吹きと吹く 風な恨みそ 花の春 紅葉も残る 秋あらばこそ 吹く風を恨むな。花が残る春や、紅葉が残る秋がある訳がないのだから。 -
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黒田官兵衛の辞世の句
黒田官兵衛の辞世の句 おもひおく 言の葉なくて つひにいく 道は迷はじ なるにまかせて この世に思い残すことはない。今は迷うことなく、心静かに旅立つだけだ。 -
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三好実休の辞世の句
三好実休(みよしじっきゅう)の辞世の句 草枯らす 霜又今朝の 日に消えて 報いのほどは 終に逃れず】 草を枯らす霜も、朝になったら草の報いを受けたように消えてしまうものだ。※戦国の世になぞらえて詠っている。何人もの人を殺めてきたのだから、いつか... -
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三浦義意の辞世の句
三浦義意(みうらよしおき)の辞世の句 君が代は 千代に八千代も よしやただ うつつのうちの 夢のたはぶれ】 天皇の世も良いだろうが、それは現実的にはとても滑稽である。※現在の国歌である『君が代』の元となった【古今集343番】を引用し、天皇の治世に... -
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前田利家の辞世の句
前田利家の最後の言葉 ※前田利家の辞世の句は残っていない。 利家が臨終の床に付くと、妻・まつは、後生を恐れて経かたびらを着るように言った。すると利家は「ワシは多くの敵を殺したが、意味無く殺生をしたことはない。それでも地獄に落とすというなら、...