新実智光の最後の言葉【オウム真理教】

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新実智光(にいみ ともみつ)の最後の言葉

どんな悪人であろうが、生きて償うことの方が慈愛に満ちた行為の選択

死刑が執行される直前に寄せられた手記より。
最後まで被害者や遺族への謝罪の弁はなく、事件に対する反省や後悔の言葉もなかった。

これからもよろしく

元アレフ信者で2012年に新實と獄中結婚した妻に、執行の日に出す予定だった手紙。
新実元死刑囚は、もともと麻原彰晃に対する帰依が強く、最後まで信仰を捨てない信者と思われていた。
しかし、妻によると、晩年の新實は「教祖にはついていかない」「来世は弟子になることはないだろう」と麻原を完全に否定し、また迫る死の恐怖と戦っていたという。執行の8日前には恩赦を出願すべく「生きて償いたき所存です」と記述していた。

・死刑確定:2010年2月16日
 ※オウム真理教事件で死刑が確定したのは10人目。
・執行:2018年7月6日(54歳没)
・処刑地:大阪拘置所

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オウム真理教幹部

新実元死刑囚は、昭和61年、オウム真理教の前身の「オウム神仙の会」に出家した最古参の信者の一人。
麻原彰晃の側近として教団での地位を高め、警備を担当する「自治省」の大臣となった。
平成元年の坂本弁護士一家の殺害事件や平成6年の松本サリン事件、平成7年の地下鉄サリン事件など合わせて11の事件に主に実行犯として関わった。関与した事件で死亡した人の数は28人と松本元死刑囚に次ぐ多さとなっている。

地下鉄サリン事件

1995年(平成7年)3月20日に日本の東京都で発生した同時多発テロ事件。
地下鉄車両内で、オウム真理教の信者らが神経ガスのサリンを散布。乗客及び職員、さらには被害者の救助にあたった人々にも死者を含む多数の被害者が出た。

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