豊田亨の最後の言葉【オウム真理教】

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豊田亨(とよだ とおる)の最後の言葉

日本社会は誰かを悪者にして吊し上げて留飲を下げると、また平気で同じミスを犯す。自分の責任は自分で取るけれど、それだけでは何も解決しない。ちゃんともとから絶たなければ

死刑執行の直前、支援を続けてきた友人と面会した際、語った言葉。
豊田元死刑囚は、2018年7月6日に麻原彰晃らの死刑執行があったことを知ると、自身の執行も近いことを悟り、所持していた現金はすべて、匿名で西日本豪雨の義援金として寄付している。

・死刑確定:2009年11月6日
 ※オウム真理教事件で死刑が確定したのは8人目。
・執行:2018年7月26日(50歳没)
・処刑地:東京拘置所

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地下鉄サリン事件実行犯の一人

豊田元死刑囚は、東京大学卒業者として初めて死刑囚となった。
ノーベル賞も夢ではないとささやかれたほどの秀才だったが、東京大学に在学中の昭和61年ごろに入信し、大学院で物理学を学んだ後、平成4年に出家した。

教団では薬物や武器の研究や密造に関わり、サリンなどの実験のために教団がオーストラリアに作った研究室は、「豊田研究所」と名付けられた。
地下鉄サリン事件では、5人の実行役の1人となり、日比谷線の車内でサリンをまいた。

裁判では被害者に謝罪した上で、「すべてを話したい」と述べ、教団の実態や事件のいきさつを明らかにした。また、証人として麻原彰晃が法廷に呼ばれた時には、「教団の今の信者たちは現実から逃げている松本元死刑囚の姿をよく見た方がいい。これ以上過ちを繰り返さないでほしい」と述べた。

地下鉄サリン事件

1995年(平成7年)3月20日に日本の東京都で発生した同時多発テロ事件。
地下鉄車両内で、オウム真理教の信者らが神経ガスのサリンを散布。乗客及び職員、さらには被害者の救助にあたった人々にも死者を含む多数の被害者が出た。

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